『SEOは勘』
かつて、もう4年以上前の話です。
とあるお堅い業界のクライアント様のところに訪問した時の話。先方は若手の担当者と初老の役員様が出席なさいました。一通り現状の共有と今後のアクションプランなどをお話させて頂きまして、緊張感の中にも和やかなムードで打ち合わせは進みました。さて、そろそろお暇しようかなという頃、先方の役員様が初めて口を開きました。
「ところでSEOってどうやってやるんだ?」
いやぁ、ある意味究極の質問ですよね。
そこで僕はこう答えました。
「勘ですかね」
今考えると「無茶な事を言ったな」と思うのですが、当時は今より尖ってたので・・・。すみません。
しかし、「SEOは勘」というは僕の中では間違いではなく、「SEOは勘」の部分がとても大きいと実感していました。
SEOは勘なのか?
何も無いところから勘は働かないと思うのです。基本的な要素はわかっていて、その上でプラスアルファの才能、それが「勘」だと思っています。ですので、他社より優れているところはどこか?と言えば各社独自の勘なのかなと思います。SEOは勘が全てではないですが、勘というのも重要なファクターなのではないでしょうか。
SEOは肌感覚
「勘」が能動的なものであるならば、「肌感覚」は受動的なものなのかと思います。次の一手を考える際には「勘」が重要です。しかし、日常において「あれ?何かおかしいな?」とか「これは効果的かもしれない?」と肌感覚でとらえるのも
SEO技術者にとって必要かもしれません。そういう意味で『SEOは勘』と『SEOは肌感覚』の両方の言葉は間違っていないと確信しています。

超有名経営者向け雑誌『
経営者通信 Vol.13 (2011年7月号)』にエイチ・アイ・エス澤田社長が「経営者は"カン"を磨き、スピーディーに決断せよ」と寄稿されていました。やはり時代は勘なのかもしれません。